2007年07月02日

住宅の水周り

 建物を住居として使用する場合、「水周り」をどうするかが大きな課題になります。それによって、全体のレイアウトが変ってくるからです。もちろん、住宅建築のための費用にも影響してきます。

 水周りは、だいたい同じ場所にまとめられているようです。アパートやマンションの間取は、上下の部屋は同じつくりになっています。いわば、同じ「平屋間取」を上に重ねていっているようなものです。一方、同じフロアの間取は、隣接する部屋と「反転」した設計になっていることもあります。
それらは、水周りを考慮してのことだと思います。上・下水道工事を考えた場合、水の通り道をできるだけ集中させたほうがやりやすいからです。

 その昔、高校時代の友人・A子さんから聞いた話です。彼女は、妹さんとふたり姉妹で、結婚して家を継ぐ必要がありました。いまから30年ほど前のことですので、家の存続が重要視された時代です。
 その家には、高校生のA子さんの将来のために、台所、お風呂、トイレなど一通りの生活ができる「離れ」が新築されていると聞きました。A子さん夫婦が、親夫婦に気兼ねなく新生活をスタートできるためにとの親心からだそうです。まだ結婚相手も決まっていないのに、娘夫婦に家を継いでもらうためには、そこまで気を遣う必要があるのかとびっくりしました。

 いまの時代では、息子が家を継ぐという場合でも、家の敷地内に新たな新居を構えることが定着しています。
「スープの冷めない距離」ということばは、昔からよく耳にしてきました。同じ敷地内に別世帯を構えることは、経済的に考えてもけっして効率がいいとは思えません。それでも、夫婦と子ども単位での気兼ねない生活を楽しみたいというのが、若い世代の人たちの考えなのでしょうか。
親世代も、気楽に自分たちの生活を楽しみたい。そして、いざというときには助けてもらいたいとの思いから、敷地内別居を希望しているように思えます。

同じ屋根の下に住んでいても、水周りは別々という家もあります。生活をする上で不可欠な水周りです。家族といっても、お互いに気兼ねなく暮らしたいという気持ちが強くあるからでしょうか。
posted by 平屋 間取り at 01:48| 平屋 間取り