2007年07月02日

田の字型の間取り

 いにしえの日本家屋の間取の特徴は、「田の字」になっていることが挙げられます。字のごとく田の形をした間取です。実際の部屋数は、田よりは多くなりますが、よくわかる説明だといえます。私の実家を例にとって、その特徴について述べていきたいと思います。
 
 私の実家は、1980年に「瓦葺2階建」に建替えるまでは「茅葺屋根の家」でした。玄関を開けると、玄関の戸と同じ幅の土間があり、ずっと奥まで続いていました。

玄関の右側は、「はた織り機」や「むしろ織り機」がある作業部屋があり、そこには「手作り味噌」や「ダイコンの千切り」も保存してありました。それらの作業は祖母がしていましたが、母の代になると途絶えてしまいました。

 玄関の左側が居住スペースになり、土間で靴を脱いで上に上がりました。
まず「縁側」といわれる板敷きの場所に続き「おもて」という「客間」がありました。私の実家は8畳が1つだけでしたが、6畳2間が横に並んでいる家もありました。

 その奥に2間続きの和室が並んでいました。私の実家は、祖母が使っていた6畳と、テレビが置かれていた3畳の部屋でしたが、そこを廊下代わりにしている家もありました。

 そして、一番奥にあるのが、4,5畳半の寝室と食事のための板間でした。食事をつくる台所は、板間を降りたところの広い土間でした。その上は、いまでいう「吹き抜け」で、茅葺屋根の骨組みが丸見えでした。また、屋根に少し開いたスペースから雪が降ってくることもありました。

 居住スペースの仕切りは、ふすまや障子でしたので、家に集まりがあるときは簡単に取り外しができました。
 夏になると、縁側から一番奥の板間まですべてのふすまや障子を開けておきます。また、家の外に隣接する左側の障子も開けると、涼しい風が吹きぬけて大変気持ちがよかったのを覚えています。
posted by 平屋 間取り at 01:50| 平屋 間取り